2013-01-01から1年間の記事一覧

「伝えたいことがあるのならば。」再訪

※以下は、2008年03月23日19:50に投稿した文章を編集、一部改変したものです。 時代に制約された僕の思考が、今の僕にはとても悲しく映る。 それでも彼女の世界を少しでも変えることが可能だと思えるなら、僕はそこに、そっと石を投げ入れるだろう。 ◇◆ 伝え…

ドーナツの破片~s~

第2部 序にかえて ドーナツの破片~s~ 街の夜が平気なうちに それは顔を見せて笑い 静かに散る。 涼しさは心地良く彼を揺らし 街の灯りも人々の足音も ゆっくりとみな彼の味方になる。 一つの季節の終わりにはちゃんと一つの美しさが人々の心に淋しさを遺し …

ドーナツ・ショップ9

‐9‐ 社会と呼ばれているものに出て、社会人というものとして見られ扱われるようになって僕自身が最も変わったと感じることは、自分自身のポジションについて考えることが多くなった、ということだ。学生の頃サークルや部といったものに所属していなかった僕…

ドーナツ・ショップ8

‐8‐ さっきまでの思考が完全に、砂塵のようにさらさらと消え去っていく。それはどんなに抗っても手の施しようのない、半ば運命地味た死刑宣告だ。 「絶望の淵。 」 しかしもともと、この世のどこかにある思考なんてものは全て、限りなく曖昧なものだ。ちょ…

3月11日について

3・11という言葉の内包は2011年3月11日という言葉が持つそれよりももっともっと広いものだ。 当時のことを語る時には、誰が語るか、いつ語るかということが特に繊細な問題となるだろうし、いっそのことならもう誰も語らないでくれ、という声も色んなところか…

ドーナツ・ショップ 7

‐7‐ 「いくらなんでも多すぎやしないか?」 「いや、これくらいでちょうどいいよ。」 彼が運んできたトレイには、何種類あったろうか、色とりどりといっても言い過ぎではない種類のドーナツが載せられていた。それを見て僕は素直に苦笑したが、まぁ彼らしい…

ドーナツ・ショップ 5・6

‐5‐ 《(部屋。) どうしてこうも胸が苦しいんだろう、といえば大人げなく時代錯誤的なんだろうか。事実として、歯痒い、むず痒い思いは胸の中を完全に支配していて、忘れたい物事もべったりと僕の内側に張り付いてしまっている。なんていえばいいだろう、…

ドーナツ・ショップ 3・4

‐3‐ 「流れる車が明日に向かうけれど 僕の明日はまだ 思うようにはやってこないみたいで……。」 彼女はそんな出鱈目な歌を、僕の前でいつも歌っていた。その後ろ姿や声の調子からは、歌詞の内容から思い起こさせられる陰鬱さが微塵も感じられなかった。むし…

ドーナツ・ショップ 1・2

◇2008年05月31日からずっと書き続けている文章です。今日少し思うところがあって、いい機会なので定期的に再掲させて下さい。 基本的に表現は変えていません。若い頃に書いたものは、とにかく粗いというか、幼い感じがするのですが、それもまた僕であり、実…

Feb 7, 2013

■ダヴィンチノートは過去のツイートの発掘作業の中で気になったものを記録、再提示するために使うことにします。 たぶん、自分のための何かしらの気づきにもなるはず。 微調整しながら、空いた時間を使ってやっていきます。(何より自分の書いたものはコピペ…

Feb 6, 2013

試しためし〜 ※作ってはみたものの、あまり自分には合っていないような気がする。写真中心というのはどうも…

ブログ復帰 2013年2月11日

2012年にブログを復活させると言っていたのにもかかわらず、遅くなってしまいましたが、今日復活させました。 エキサイトブログをそのまま復活させることも考えたのですが、心機一転したいのと、ダヴィンチノートのエクスポートに対応していないということも…