2014-01-01から1年間の記事一覧

二十代ということ -3- 〜例えば二人が幸せそうにそこにいたとしても〜

30になりました。 なぜ、なれたのか。その理由とその意味を、ここに残します。 忘れてしまいたいことと、忘れたくないこと、決して忘れてはならないこと。 変わってしまった僕やみんなと、変わらないなにか。それは車窓からの景色に似ていて、僕をいつでも落…

二十代ということ -2- 〜やがて哀しき2006〜

誰かにとっては、歴史を消すことはいけないことなのです。 誰かにとって、それでいくら都合が悪くなっても。 といっても、正当化を否定するつもりは全くなく、むしろそれを称揚したいくらいです。それが大切な人の希望になるのなら。 一人で生きなければいけ…

二十代ということ-1- 〜21歳から、22歳へ。〜

久しぶりに、ちょっと真面目なシリーズを投稿します。 昨日夜にいわゆる学生時代からの友人に会って食事をした時に、例によってもう30だねみたいな話をしたわけです。その時いた三人の中では僕だけが先に今年で30歳を迎えます。 その時に、近々20代を振り返…

大学を卒業するとはどういうことか-3-

遡っているのに、追いかけているような感覚。 不思議。 苦心して、現在の自分をなるべく小さくしていく作業。 「僕」という誰かのために、石を投げ入れ続ける作業。 そう、記憶の中の、明日香の川に。山が呼び、石が鳴く。 まるで今の僕のこの作業を招き込む…

大学を卒業するとはどういうことか-2-

立ち止まること。 何度も振り向いてみること。 その上で、目の前のものをもう一度眺めてみる。 深呼吸しながら。 「もうすぐ学部学生としての生活が終わる。それについてはまた改めて書くのだろうが、4年間は長いようで短く、不満足なようで十分過ぎるもので…

大学を卒業するとはどういうことか-1-

生き急いでいるというわけでは全然ないですが、 最近僕は少し焦っているようです(笑) そして、最近頻繁に考えてしまうのが、タイトルと密接に関係しているのですが、 大学4年生であることについて、です。この文章のタイトルはそれを今少し抽象化したもので…