「なんとかなる」

When is time?雨。髪。傘。空。平行。空想。比例。感触。「心はいつだって 近くて遠かった想うより先に 傷付け合った全てを投げうって 名前を捨て去って手にした週末で どこへ行こうか…?」(How do you feel?/GOING UNDER GROUND)…雨。髪。傘。空。平行。空…

羨望に近く、下手をすれば諦めにも近い、淋しい憧れ

悲しいときに、悲しいままでいるな。揺れていればいい。揺れて揺れて、そして会いに行けよ。それができなくなったときに、適切に涙を流せるように。「人のこととか思いやりはほんと苦手だから周りの人が不幸だと困るからだよただそれだけ…」(壊れた時計/cap…

「この時代に生きられてよかった」と言えるということーー限界、夢、そして僕らがつくるもの

この時期、僕は“訳”あって、いわゆる「就活」というものをしていた。ゼミの先生(今の指導教授の先生)にも、研究室の前で不思議がられた記憶があるが、それはおいておくにしても、この時期にめぐった様々な場所の光景や空気感は今でもありありと思い出せる…

その全てが自分を許してくれるとは思わない方がいい。

◆大好きな歌を[2007年01月19日10:42]大好きな歌を、あと何度聴くことができるか、歌えるか。 とりあえず時間に限りはある、けど。 結論はまだ出さない。 世界の中でそれがどれだけ無力か。不完全か。 それでいてどうしてこうも素敵なのか。 思い出せなくて…

午前4時。布団に包まって。

僕を予期する僕を、断片から思い出そうとする僕。夏に、冬を思い出す。あなたは、こんな僕を少しでも予想できただろうか。時間は進む。僕はそれを疑ってはみるが、確かに進んでいるのが感じられてしまう。呪いのように。疑いが空回る。暖かい気持ちになろう…

自販機からお釣りが出てくるときの音とか、仲良さそうに話す人達の中でひとり笑顔じゃない姿とか。

ポプラの枝になろうとした夕方。僕はただそれだけの理由で嬉しかった。“いつも少しずつ何かが違ってて。それはそれで、何も納得のいかないことじゃないけれども。”そんな風に今日もまた、昨日と同じように、天井を眺めては明日を待つ。“どんな幸せも憧れも、…

体験と認識[2011.3]―限界のない可能性と板挟み、地震、擬似的だとしても現代的なやり方―

5年後10年後に残っているかは知りませんが、僕はTwitterというサービスが好きです(ブログ系は基本的に好きです)。登録したのは2009年の12月でしたが、始めて呟いたのは2011年3月8日。今日から数えてちょうど4年前のことでした。深夜3時前。どういう状況で発…

体験と認識―2014年12月

体験と認識―2014年12月◆ どちらが正しいとか間違っているとか言うのが難しいと思いながらも同時に何かを敢えて「正しい」と(たとえそれが正しいと心から信じ切っていなくても)言わなければならない時というのがよくある。静的なものにせよ動的なものにせよ…

体験と認識―2015年1月

2015年2月15日。なんだか響きがいいですね。 日曜日の朝など時間のある時に備忘録を一月分くらいずつまとめていくのもいいかもしれない、ということで1月分を自分用にまとめました。 もともと公開しているものなので、自分用が同時に共有用となる…これも現…

ドーナツ・ショップ11

‐11‐ ドアを抜けると、ひんやりとした空気に身体の隅から隅までが藍色に染め上げられるような気がした。声の主の姿は見えなかったけれど、僕に不平を言う権利なんてなかった。 「個性はある時、陳腐になる。」そう書かれた薄黄色の藁半紙が、象徴的に壁に貼…

ドーナツ・ショップ10

[第1部はこちらから: http://t-kishimo.hatenablog.com/archive/category/%E3%80%8C%E3%83%89%E3%83%BC%E3%83%8A%E3%83%84%E3%83%BB%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%83%E3%83%97%E3%80%8D] 第2部 ‐10‐ …なんてこった。 この世界に迷い込んでから、一言でいうと、…

今日を下車する -1-

残り火。 過去は、凶器/狂気でもあり、治療薬でもあり。 現在は、ただ生きることを願う意志の集積。そこには、まだ、間違いも正解も記されてはいなくて。 僕は君をどう眺めればいいのか。 明日を待つ時間に、瞬間、君を疑い、目に映る光を順に追う。 /_/_/_/…

二十代ということ -3- 〜例えば二人が幸せそうにそこにいたとしても〜

30になりました。 なぜ、なれたのか。その理由とその意味を、ここに残します。 忘れてしまいたいことと、忘れたくないこと、決して忘れてはならないこと。 変わってしまった僕やみんなと、変わらないなにか。それは車窓からの景色に似ていて、僕をいつでも落…

二十代ということ -2- 〜やがて哀しき2006〜

誰かにとっては、歴史を消すことはいけないことなのです。 誰かにとって、それでいくら都合が悪くなっても。 といっても、正当化を否定するつもりは全くなく、むしろそれを称揚したいくらいです。それが大切な人の希望になるのなら。 一人で生きなければいけ…

二十代ということ-1- 〜21歳から、22歳へ。〜

久しぶりに、ちょっと真面目なシリーズを投稿します。 昨日夜にいわゆる学生時代からの友人に会って食事をした時に、例によってもう30だねみたいな話をしたわけです。その時いた三人の中では僕だけが先に今年で30歳を迎えます。 その時に、近々20代を振り返…

大学を卒業するとはどういうことか-3-

遡っているのに、追いかけているような感覚。 不思議。 苦心して、現在の自分をなるべく小さくしていく作業。 「僕」という誰かのために、石を投げ入れ続ける作業。 そう、記憶の中の、明日香の川に。山が呼び、石が鳴く。 まるで今の僕のこの作業を招き込む…

大学を卒業するとはどういうことか-2-

立ち止まること。 何度も振り向いてみること。 その上で、目の前のものをもう一度眺めてみる。 深呼吸しながら。 「もうすぐ学部学生としての生活が終わる。それについてはまた改めて書くのだろうが、4年間は長いようで短く、不満足なようで十分過ぎるもので…

大学を卒業するとはどういうことか-1-

生き急いでいるというわけでは全然ないですが、 最近僕は少し焦っているようです(笑) そして、最近頻繁に考えてしまうのが、タイトルと密接に関係しているのですが、 大学4年生であることについて、です。この文章のタイトルはそれを今少し抽象化したもので…

「伝えたいことがあるのならば。」再訪

※以下は、2008年03月23日19:50に投稿した文章を編集、一部改変したものです。 時代に制約された僕の思考が、今の僕にはとても悲しく映る。 それでも彼女の世界を少しでも変えることが可能だと思えるなら、僕はそこに、そっと石を投げ入れるだろう。 ◇◆ 伝え…

ドーナツの破片~s~

第2部 序にかえて ドーナツの破片~s~ 街の夜が平気なうちに それは顔を見せて笑い 静かに散る。 涼しさは心地良く彼を揺らし 街の灯りも人々の足音も ゆっくりとみな彼の味方になる。 一つの季節の終わりにはちゃんと一つの美しさが人々の心に淋しさを遺し …

ドーナツ・ショップ9

‐9‐ 社会と呼ばれているものに出て、社会人というものとして見られ扱われるようになって僕自身が最も変わったと感じることは、自分自身のポジションについて考えることが多くなった、ということだ。学生の頃サークルや部といったものに所属していなかった僕…

ドーナツ・ショップ8

‐8‐ さっきまでの思考が完全に、砂塵のようにさらさらと消え去っていく。それはどんなに抗っても手の施しようのない、半ば運命地味た死刑宣告だ。 「絶望の淵。 」 しかしもともと、この世のどこかにある思考なんてものは全て、限りなく曖昧なものだ。ちょ…

3月11日について

3・11という言葉の内包は2011年3月11日という言葉が持つそれよりももっともっと広いものだ。 当時のことを語る時には、誰が語るか、いつ語るかということが特に繊細な問題となるだろうし、いっそのことならもう誰も語らないでくれ、という声も色んなところか…

ドーナツ・ショップ 7

‐7‐ 「いくらなんでも多すぎやしないか?」 「いや、これくらいでちょうどいいよ。」 彼が運んできたトレイには、何種類あったろうか、色とりどりといっても言い過ぎではない種類のドーナツが載せられていた。それを見て僕は素直に苦笑したが、まぁ彼らしい…

ドーナツ・ショップ 5・6

‐5‐ 《(部屋。) どうしてこうも胸が苦しいんだろう、といえば大人げなく時代錯誤的なんだろうか。事実として、歯痒い、むず痒い思いは胸の中を完全に支配していて、忘れたい物事もべったりと僕の内側に張り付いてしまっている。なんていえばいいだろう、…

ドーナツ・ショップ 3・4

‐3‐ 「流れる車が明日に向かうけれど 僕の明日はまだ 思うようにはやってこないみたいで……。」 彼女はそんな出鱈目な歌を、僕の前でいつも歌っていた。その後ろ姿や声の調子からは、歌詞の内容から思い起こさせられる陰鬱さが微塵も感じられなかった。むし…

ドーナツ・ショップ 1・2

◇2008年05月31日からずっと書き続けている文章です。今日少し思うところがあって、いい機会なので定期的に再掲させて下さい。 基本的に表現は変えていません。若い頃に書いたものは、とにかく粗いというか、幼い感じがするのですが、それもまた僕であり、実…

Feb 7, 2013

■ダヴィンチノートは過去のツイートの発掘作業の中で気になったものを記録、再提示するために使うことにします。 たぶん、自分のための何かしらの気づきにもなるはず。 微調整しながら、空いた時間を使ってやっていきます。(何より自分の書いたものはコピペ…

Feb 6, 2013

試しためし〜 ※作ってはみたものの、あまり自分には合っていないような気がする。写真中心というのはどうも…

ブログ復帰 2013年2月11日

2012年にブログを復活させると言っていたのにもかかわらず、遅くなってしまいましたが、今日復活させました。 エキサイトブログをそのまま復活させることも考えたのですが、心機一転したいのと、ダヴィンチノートのエクスポートに対応していないということも…